くろぐ

動画のことをかく

まったく役に立たない!我流MMDフルボイス動画の作り方~1人で声当て編~

かいてみた。

◆動画製作の流れ

動画を一口に作ると言っても
大雑把に分けると
・ネタをひらめく
・台本製作
・モデル探し
・録音
・録音したものを編集ソフトに配置
MMDでの作業
・動画編集作業
エンコード/動画投稿
こんな感じです。

エンコードについては詳しいところや人がいっぱいある(いる)ので、
検索するなり、最寄のエンコードスペシャリストである
動画投稿者に聞くなりしてください。

◆つくりかた そのまえに

MMDのフルボイスの動画って
基本的に動画作ってからそれに声を当てる方式の方が楽(独自の見解)なんですけど
短い割によく喋る動画を作っているので、
テンポをよくしないと聞き苦しいかな、と思い
声を先に録音してからそれに合わせて動画をつくっています。
前者はアテレコ・アフレコ 後者はプレスコと言うとかなんとか。
詳しくは検索してください。

◆ネタをひらめく

これがなければ何もはじまりませんが、
出ろといえば出るのではなく、突然やってきます。
会議中、散歩中、料理中、風呂に入っている途中、エトセトラ。

ただ、単純にネタ1つだけだと会話劇にならないため、
そのネタをまずは4コマ形式で想像してみます。
オチと出だしがちゃんと思いつくなら
後は2・3やりとりを挟めば2~3分の動画が出来ます。

単純に4コマっていうだけだと厳しいので、
私の場合は「こんな●●はいやだ」がテーマ。
こんなラーメンはいやだとか。
こんな新しいおとうさんはいやだとか。

製作する動画はオリジナルが多いため、
皆が普通だと思っていること=よく知っていること
をテーマにすればそこまで解説する必要がないかな、という魂胆です。
(短めの動画だから解説している時間もないし)

◆台本製作

ネタも思いついて台本に出来そうになってきたら台本製作。
台本と言っても、1人で演じるわけなので、自分がわかればおっけー!
というアバウトさ(動画編集中にも台詞を変えるレベル)

だいたい状況説明なんかも加えて文字数にして700~1300文字ぐらい。
録音をするために台詞の先頭に番号を振ります。

(森を歩く女。その中で迷子の幼女を見つける)
001「あんなところに女の子が……なにしてるんだ?」
↑こんな感じで。

1人で演じることになるため
なるべくメインキャラの属性が被らないようにするのも重要です。
オリキャラ祭りに投稿した動画だと
「大人・落ち着いている・ツッコミ」⇔「幼女・落ち着いてはいない・ボケ」
と設定してみました。

◆モデル探し

他の方に声を依頼するわけではないので、条件として
自分が演じることが出来そうなキャラクターであること。
自分で探せそうにないのであれば、
Twitter等で「こんなキャラいませんかね……」と呟いて
他の方の力をお借りします。(情報ありがとうございます)

モデルが見つかったらダウンロードして、
まず試しに台本のセリフを1つだけ録音したうえで
MikuMikuMoving、Lipsynchloidを使用して
喋っているところを確認。
何か違う、ぐらいの違和感を感じるぐらいであれば
キャラクターの声を微調整を行います。
全然違う場合はモデル探しにまた戻ります。

◆録音

録音する際にアクセントが全然分からないので
OJADというサイトを使用して調べます。
http://www.gavo.t.u-tokyo.ac.jp/ojad/

動画時間にして2~3分のものだとはやけりゃ3時間あれば終わりますが、
自己リテイクもするのでそんなに早くは終わりません。
当日これで良しと思ったものが次の日聞いてみたら駄目だった、なんてのは良くある話です。

◆録音したものを編集ソフトに配置

全部録音が終わったら、AfterEffectsを使用して、
台詞を全配置。ここでテンポを調整します。


こんな感じで配置→全体を通して配置した音声をきいて、
気に入らないところは位置調整をしていきます。

MMDでの作業
◆動画編集作業

MMDで1シーン毎に出力→動画編集(出力した動画を配置)→また1シーン出力
と、基本的にAEとMMDを往復します。
1シーン1台詞ではないので、
口パクをあわせるために何度も同じシーンを出力することも。

MMDの作業にて、モデルやステージ探しとかもするので
この作業をやっている時はいろいろソフトが立ち上がっていてPCが無理をしています。
さらに、たまに台詞の追加録音するなんてことも……(1人フルボイスだから出来る)

音楽・効果音配置、音量調整については、
すべての動画が配置された後にやります。

◆かんせい!

早ければ録音~編集作業完了まで3日ぐらいです。
そこまで動く動画でないのでこのはやさ。

大概動画製作後は集中しすぎて頭が痛くなり、
「もう動画なんてつくらねーぞ!」としばらくなります。

おしまい